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2014年10月

2014年10月19日 (日)

ボランティア活動-石巻・お茶っこバス(10/12)

2日目の本日は「お茶っこバス」。


もはや”お茶っこバスマスター”と呼ぶにふさわしい
神奈川からいらしたリピーターの男性とご一緒に応対しました。



仮設住宅には、集会所が併設される場所が多いのですが
在宅被災者のかたがたには
集まる場所がなくなってしまったところも少なくなく
被災したご自宅に人を呼ぶ、遊びに行くことも躊躇・・・の中で
人が集まるきっかけになればと、始まった活動です。



ご要望の地域にサロンバスを出張させ、バスの中でお茶っこを
していただくミニイベントです。



本日は石巻市内で午前と午後で1回ずつ。私はなんちゃってウェイトレス。

飲み物をだし、話しかけられれば、その場にとどまり話を聞かせていただき、
そうでなければ端っこに控えて、お話を聞いてる役回りになります。


”うちの地区は再建計画がまったく市から示されない。
市役所に聞いてもHPにのってるからの一点張り。
残っている人はHPみられない御年寄りが多いのに”

”もうあきらめている”というお話もありました。



市も日常活動に加え、震災復興で本当に多忙なのだと思います。

ただ、特に仮設に入っていない被災者のかたがたは、環境面などで
情報も行き届かなく、結果、なおざりにされている感が強いらしく
気持ちが落ち着かない場合が多いようです。



話の多くは近況の情報交換が多いようでした。
また震災時の色々大変だったこと、
支援の時のトンデモ話などを笑って冗談まじりに聞くことが多くなったように思います。



2回とも笑顔が絶えない回でした。
午後は時間を大きくオーバーして終了しました。


午後のお茶っこが終わった後、所要でお茶っこをしていた場所にしばらく残っていたところ、
このお茶っこに参加したおばあさんとお話をしたあるご婦人から、
「『今日のお茶っこバスはとても楽しかった』と何度も話していたよ」、と伺いました。

震災後ご家族の面倒で外に出る機会もなく、ストレスがたまっていたので解消になったと。

またその通りがかったご婦人と男性から、次の
「お茶っこバス」と「お湯っこ」を楽しみにしているとお話いただきました。


この「お茶っこバス」は
ボランティアは、運転手とサポートの最大2名。
参加者は数名から10名未満で行われます。

1回1時間~2時間程度の短い時間です。
またサロンバスとはいえ、バスの中なので、決して快適な環境ではありません。

ですが話の大半が近況報告であるなど、
このイベントではじめて、また、久しぶりにご近所のかたがたと
お話する場合も少なくないようで、
”地域の人が集まるきっかけ”としても使われているようです。

ご要望を受けて行うイベントですが
震災以降、不定期に継続的に行われています。


石巻市から”コミュニティ維持再生に寄与している”と
評価されて支援を受けている活動になったそうです。


追伸:
お茶っこバスマスター”こと「東北ほっとプロジェクト」の杉崎さんは
数多くお茶っこバスのご担当をされており、
お茶っこバスの意義などについてまとめています。

背景など含めてわかりやすくまとめています。
よろしければこちらもご一読ください。

ボランティア活動-東松島・在宅被災者の近況伺い(10/11)

4月末以来、ようやくチーム王冠さんの活動に参加できました。


天気に恵まれた2日間。




1日目は在宅被災者の近況伺い。


東京からいらしたリピーターの男性と一緒に回りました。
彼は今回、東北ほっとプロジェクトが企画した、「あいのり」 で参加。

3連休ですが、短期参加者は
東北ほっとプロジェクトメンバー3名含む「あいのり」参加6名と私。計7名。

「あいのり」の企画がなければ、参加者はもっと少なかったかもしれません。




チーム王冠さんは、現在改めて在宅被災者さんのある状況をヒアリングしています。

在宅被災者の状況は、だれも調査・把握したことがないため、
現状を定量的に把握し、関係団体に情報をお渡しして
次の一歩に踏み出すために自主的に行っているものです。

この調査は各自治体の支援制度を正確に把握していないと
お伺いしても適切なところにつなげられないため、私たちは
その前段階として、近況をお伺いする役割としてお伺いしました。

3年前に作成したチームリストをもとにリーダーさんのところにお伺いし、
あらかじめ決められたヒアリング内容についてリーダーさんのご家族や
チームメンバーの近況をお伺いしてくるものです。




チーム王冠は震災当時から、在宅被災者に対し支援をしていました。

色々な事情や制度の中で仮設住宅に支援物資は届きますが、
在宅被災者に対してはミルク1本、おむつ1つも届かないケースが多かったからです。


この在宅被災者と呼ばれる方々は仮設の方と異なり、
どこにいるか明確な目印がありません。

このため、チーム王冠のスタッフやボランティアが1軒1軒歩いて探しました。
11年の夏に、在宅被災者の方々を「探し出す」お手伝いをしました。
その時にお会いした方々や
またその後の物資配布などで訪問した家なども訪問対象に含まれていて、
久しぶりにお会いしてお元気な姿を拝見できるかな、
と少し楽しみにしていました。





中には”仕方ないから頑張ってるわ”と笑顔でお答えしてくださる人や、
家もお仕事も無事に軌道にのっている方もいましたが、
震災直後は、大変だけど気丈で明るく元気だったのに、
疲れたお顔になった方々も少ない割合でいて、正直ショックを受けました。




在宅被災者は、自宅が一階ぶち抜きだろうが、天井まで泥水がかぶろうが
建物が残ってしまい、
様々な理由で仮設住宅に入れなかった、入らなかった方です。


ローンが残っている家が被災し、少ない支援金で治せるだけ治して、
ひびが残る家に住み続けている方もいました。

震災で職がなくなり、改めて就についたものの、
震災前より収入が減った家庭もありました。

震災である事情で、扶養しなければならない家族が増えて、
経済的に困窮しているご家族もありました。




経済的な面にも課題はあると感じましたが
今回、改めて思ったのは、
結果的にコミュニティから残された状態になっている方々が少なくないことでした。


少ない支援金と保険金で家を修繕・・・したら、周囲は移転してしまった。

人がいなくなったので自治会も統合され、これまであった地域の活動もなくなり、
結果的に取り残された形になった場所もありました。
2月の大雪のときは、物理的に取り残された事態もおきたそうです。




この日は、「さびしい」という言葉を何度も聞きました。
「近所とは気持ちが離れてしまった」という言葉をおっしゃる方々もいました。



市の支援制度の情報共有が遅れたばかりに、無理に家を再建し、
”周囲に人がいなくなった元の場所”に残ってしまった方もいます。




普段人があふれる街に住んでいる自分にはなじみのない言葉ですが
沿岸地域の再生は「コミュニティ」というキーワードが欠かせない
とつくづく思うようになりました。


夜のミーティングで訪問結果を報告。

再度訪問をお願いしたいところをお伝えし、現地にいる
チーム王冠のスタッフがフォローに行くことになっています。



生き延びた方々がよかったと思えるような未来になるといいなぁ、と
改めて思った1日でした。

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