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2014年5月

2014年5月 5日 (月)

ボランティア活動-石巻・牡鹿半島・漁業支援(4/28)

2日目は石巻・牡鹿半島のホヤ養殖のお手伝い。

昨年の7月以来でした。



牡鹿半島では被災した道路修理工事をあちこちで見かけます。

久しぶりの作業場で、私が地図に弱いためか 作業場をうっかり通り過ぎ、
気が付いたら原子力PRセンターまでいってしまったのですが、
PRセンター付近になると道路(舗装)が立派なことが目につきました。



暑くもなく、脳ミソ溶けそうな気持ちよい風が吹いてて、絶好のアウトドア作業日和。
涼しくなると、カエルのような鳥の鳴き声が何度も聞こえてました。
昨日の浜では、ウグイスの声が響いてたました。




心地よい空気の中での作業は
前回同様にホヤ養殖用の牡蠣の貝殻に紐通しでした。



穴があいている牡蠣の貝殻に、 2.5m位の紐が埋まる程度に通します。

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今回は貝殻に付着しているフジツボを落とす作業もありました。

フジツボが付着していると、 ホヤの赤ちゃんがそこに入ってしまい 身が大きくならない、
落ちてしまうなどの不都合が発生します。




作業場所は石巻市街から1時間30分程度かかります。
ご夫婦は隣の市からさらに時間をかけて通っています。


浜の方はおらず、作業はご夫婦でされています。

震災前はホタテ養殖をされていましたが、
ホタテ養殖は収入までに時間がかかるとのことで
収入までの期間が比較的短いホヤ養殖を選んだそうです。


それでも収穫までに3年かかります。
震災から約3年たって、ようやく本業で得られる収入です。
その金額が一般的に聞く新卒の年収の半分程度です。


家屋はもちろんのこと、 作業に必要な船・道具は一切流されています。
養殖に必要な仕事道具は震災後に購入しています。


「一昨年冬」にチーム王冠さんが長期ボランティ案件として
お手伝いした養殖作業の水揚げが「今年の春」はじまりました。


朝漁でとれたばかりのホヤを見せていただきました。
外側は少しかわいい奇妙な形ですが、 内側は綺麗なオレンジ色。

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三陸のホヤは、漁場の養分が豊かなおかげで身が大きく味が濃いのだそうです。

韓国の方にもとても人気があるそうなのですが
現在は、原発の影響という表向きの理由、
実態は政治的な理由で輸出ができないのだそうです。




もう一つ残念なことがありました。

前回お伺いして以後、2度盗難にあわれたとのこと。
倉庫変わりの小屋に、切り裂かれた後がありました。

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タイヤが盗まれ、電気コード関係が引きちぎられていたとのこと。

盗難自体非道ですが、震災後盗難の話はあちこちで耳にしました。
なぜ弱っている人の財産を奪うのか
「理不尽」という言葉しかでてきません。

ボランティア活動-石巻・漁業支援+雄勝のある浜の移転のお話(14/4/27)

GWの連休を活用して2日間
チーム王冠さんの活動に参加しました。

4月27日は
先月も伺った石巻のとある浜で海藻類の出荷作業のお手伝い。

鹿児島からいらした初参加の20代の男性社会人の方とご一緒。
ボランティアをするためだけに空路を乗り継いで石巻にいらっしゃいました。
本当に頭が下がります。



何度か訪れてますが、久しぶりに穏やかな波でした。
凪いでると美しい海です。

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また葉桜だけど満開!
色々春が一気にきた感じがしました。

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この日の作業も前回同様に
わかめや、こんぶなどを規定の数量計量し、袋詰めし、封止、梱包する作業でした。

            ………


ご一緒に作業をしているとお母さんたちから色々お話を伺います。

たいてい心の中に留めておくのですが、
お母さんたちが
「ぜひ、みんなに知ってほしいのよ。ツイッターとかで書いてね」
とお話いただいたので、書いてみます。


伝わるといいのですが。。。




雄勝のある浜の方々が移転する復興住宅の建設地は
石巻のある市街地になりました。

周囲にそれなりの商業施設もあり、車があればとても便利な場所です。
浜の入居希望者は震災後は120名だったものが、
4月時点で400名まで増えたとのこと。
結果当初の120名も含めて入居は抽選になったそうです。
雄勝のこの浜は、もともと600名程度の集落。
約2/3の方が、浜から市街に移転する希望を出したことになります。



また抽選ということは、集落を”つぎはぎで切出す”ことになります。
当初と追加希望者との関係も含めて
その時点でコミュニティに課題が出てくるでしょう。

また復興住宅は、工事が遅延しているとのこと。
水田だった場所とのため、地盤が緩く工事が進まないとのことですが
東京オリンピック決定以降、工事が進まなくなったとのこと。




工事の遅延の背景は、裏付けがあるわけではありません。
ただ日に日に遅れる、進まない工事に対して、
現地の方は忸怩たる思いを抱いているという事実を、伝えてほしいとのことでした。


            ………



参考までに、移転候補地は、雄勝に通う時に通る場所ですが
まだ工事の様相は見えません。

ボランティア活動-石巻・漁業支援+雑感・雄勝の風景(14/3/22)

1か月ぶりにチーム王冠さんの活動に参加しました。



12月にも伺った
石巻のとある浜で海藻類の出荷作業のお手伝い。



数回通ったおかげか、
ようやく顔を覚えてもらるようになりました。
私たちは”通りすがりのモノ”でいいのですが、
やっぱり作業場に顔を出すと「あー!」と
言ってもらえるのはうれしいです。


この日の作業は、前回同様
わかめや、こんぶなどを規定の数量計量し、袋詰めと
袋詰めした海産物を封止、梱包する作業でした。




…作業内容ではなく浜に向かう途中の雄勝の風景について少し脱線…


作業の場所は、石巻市街から車で約1時間。
雄勝の市街地を通過します。


石巻市街から入って左に折れると、
かつてあった小中学校、産業会館もなく
空き地が限りなく広がっています。



(写真は13年5月に撮影した雄勝小学校。)

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こちらの写真は、雄勝の復興商店街からの風景。


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車を進めると、新設した工場や
復興商店街近くの、みうら海産物店が点在していますが、
人の営みの気配がほとんどしません。

商店街に人が来るのか心配になり、
同行の中期ボランティアの方に聞いたところ、
ほぼ客がいないそうです。
鮎川浜も石巻駅前も。

女川は日曜日行ったら飲食店が閉まっていたと。



被災と移住による人口減少と 、
「見るものがなくなった」 からか、足が途絶えた私たち外部の人間。
被災地で再開した商業に顕著に影響が出ているとのこと。
「せめて、街づくりの順番を変えればよかったのにね。」
同行のボランティアの方がおっしゃっていました。




人がいないところに商業は成り立たない。
この日見た風景からは
いち早く、生活再建に踏み出したはずの復興商店街が
すすまない街づくりの中で置いてけぼりにされているように見えました。

            ………




だから、
現地で生活を取り戻そう、と決めた方々にとって
生業の復活が何より大切なのです。
お手伝いに伺った浜は
若芽の新ものの季節で、”それなりに”復活したオーダーに作業が追い付かない。
震災前数人いらした従業員が被災で亡くなったり移転してしまったから
単純に人手が足りない。
たった2名のボランティアでもいないと困る状況なのです。
まずは生業を復活させるための、小さな一歩のためのお手伝い。
被災地の一端です。

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