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2014年2月

2014年2月21日 (金)

ボランティア活動-石巻・雪かきボランティア(2/9)

この日は初めての雪かきボランティア。
石巻としては91年ぶりの積雪とのことで、場所によっては腿までの深さ。


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長期ボランティアのFさん、Sさん、Tさんとご一緒に
石巻の在宅避難者を約30件ほどまわりました。


チーム王冠さんは、在宅被災者を支援するボランティア団体。

震災後、被災地で、洗濯物や人が住んでいる気配を頼りに
一軒一軒訪ねて被災者にアプローチし、被災者を探し出し、支援してきました。

(2011年7月の活動)
http://kajitaniyuri.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/726-0220.html


支援している方々の中から
独居の方、足腰が不自由な方をピックアップ。

予め約束はせず、訪れて様子を伺って、
ご要望を伺って雪かき、というものでした。




最初に訪れたのは、津波で多数の家屋が流され、残ったのは数件という地域。


訪れると、ご近所の方々が雪かきをしていました。

「もう年寄りばかりで、こどもがいれば雪だるまでもつくるんだけどねー」

「この地域は年寄りばかりになっちゃって。
 あそこの家も腰を痛めたおじいさんが1人で住んでいるけど、私らも自分のが精一杯で、手伝う余力がないの」

と、地域の方から頼まれて急遽雪かきをした家もありました。




路地裏あたりにある家は、最寄りの道路にさえ車が通らず、道いっぱいに雪が溜まったままの場所もありました。



家に閉じ込められたことを覚悟していた1人暮らしの女性もいらして、
涙を流して喜ばれることもありました。



雪かきをしなければならない位の雪は綺麗で、見た目は心が踊ります。
ですが、実は大仕事です。

体力のない高齢の方、足腰が悪い高齢の方が1人で行うにはつらいものだと
感じました。


私も初めての雪かきで勝手がわからず、最初はずいぶんと手間取り
長期ボランティアの方々にずいぶんと迷惑をかけました。


さらに昼から陽射しがでてくると、雪が湿って重くなりました。






綺麗に雪かきされている場所と、今回まわったような場所と落差が大きいと感じました。


「その場所」に行くまでに、市街地や新興住宅地などを通ると
若い方々もいらして、綺麗に雪かきがされている。

「目的地周辺」は、大雪がそのまま残っている。
結果的に、その家の玄関にたどり着くために雪かきをする、
ケースも少なくありませんでした。




震災で地域から家屋がなくなり、
震災前と同じエリアを、小さくなったコミュニティでケアをしようとする・・・・ができない。




草刈と同じ状況だと思いました。
http://kajitaniyuri.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/1123-0719.html




一方、個人的には、今回はボランティアがいたからできたものの、
コミュニティ維持が難しくなった地域で、
今後このような事態が起きた時にどうするのか疑問に思っていました。




夜のミーティングで感想を述べたところ、
チーム王冠の代表の方から、

「今回は、目の前の困った状況を改善することが最優先だったが、
 大変でも自分でできた方、
 地域の助けがあった方、
 助けが行くまで何も出来なかった方
 と、普段の訪問では見切れない地域との関わり合いを見る貴重な事例になり、
 支援の度合いを検討する材料になる、」

と伺いました。




現実に、被災地への関心が薄れボランティアが少なくなり、
一方、三年たっても状況が改善されにくい方々がいるなかで、
限られたリソースで、どこまでなにをするか、図らずしも考えることになった出来事でした。




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ボランティア活動-石巻・個人宅修繕のお手伝い(2/8)

チーム王冠さんの活動に参加しました。
またまた2か月ぶりの活動。


関東では大雪が降るといわれたこの日。
早朝石巻に到着したときには、曇りでした。


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この日は個人宅修繕のお手伝い。
長期ボランティアのFさんとご一緒です。


震災とその年の大型台風で、家が傾き、浸水被害にあったお宅にお伺いしました。


震災で地盤沈下し、長い間冠水被害がひどかったエリアにあります。
現在は防波堤工事が行われ、冠水はありませんが
満潮、大潮になると、道路が川のようになり車の通行も危険なところでした。


家の中は、浸水で使えなくなった畳をはがしたままです。
縁側、室内とも応急処置のように板がはってあるだけ。

玄関もまともに締まらず、
室内で作業してるのに足先から痺れるような寒さでした。


最初に作業した部屋は板の上にゴザが敷いてありました。


畳を入れ替えるために、家具を別の部屋にすべて移動すると
カビたゴザが出てきました。

被災して濡れた床を十分に乾かすこともできず
ゴザを使い続けるしかできなかったそうです。


この部屋にFさんが別の被災家屋を解体した際に頂いた畳を運びました。

本来畳は、家の形にあわせてつくるそうです。
他の家のものなので、当然寸法がきっちり合いません。

Fさんが工具をつかって畳は切って辻褄を合わせます。
畳が足りなく、引けない部屋は銀色の防寒マットを板の上に敷きました。


別の部屋では板の上にゴザやじゅうたんだけだったので
間に防寒マットを隙間なくつめました。


床の一部に穴があいており外気が直接入ってくる状態だったので
応急処置をFさんがしました。


これだけでも
作業をしている自身があきらかに体感できるくらい
室内の寒さが和らぎました。




昼過ぎから雪が降り始め、あっという間に大粒の雪になりつもり始めました。
雪が降ったから作業をやめるのではなく
雪が降って寒いから、できる限りの作業は行う。

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部屋の形に合わない別のお宅の畳を敷く。
防寒マットをゴザの下に敷く。

応急処置のようにも見えるかもしれないこの対応は、
「法律の保証対象とならなかった」在宅避難者の現実です。

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