無料ブログはココログ

« ボランティア・チーム王冠(3/18・毛布配布) | トップページ | ボランティア・チーム王冠(3/19・エンゼルボックスお届けなど) »

2012年3月23日 (金)

ボランティア・チーム王冠(3/18・毛布配布)

この日は8件のお宅に毛布を届ける。


お届け先は、チーム王冠さんが支援している方々ではなく、
河北新報に掲載した毛布募集に応募された方々。

埋もれている在宅避難者を確認するとともに、
毛布をお配りするときに状況を確認することが目的。


物資配布と考えると1日8件は、かなり少ない。
コアスタッフから、事前に「できるだけお話を伺ってください。
他人とお話をすること自体がとても貴重な機会となる方もいらっしゃいます。」
と指示を受ける。



東京から春休みを利用してきている女子大生と二人で回る。
事前にお宅に電話をしアポをとり、ご希望の時間に訪問する。


伺ったお宅には、ご家族がご無事で、世帯主の方も仕事がある方々もいらした。
しかし今回伺ったお宅の3割が世帯主の方がなくなる、または失業し収入がなかった。



元のアパートが、津波で家財道具ごと流され、借り上げアパートに一人で暮らす女性。

職がなく、1日することがなくつらいこと、仕事があることのありがたさ、
借り上げになり、元のコミュニティから離れ、近所づきあいがなくなってしまった、
元の近所の方の生活がわからないので、気軽に電話もできない、と話してくださった。

毛布の申し込みが外部との基調な接点になっていた。

次のお宅の訪問希望時間まであまり間がなく、
十分にお話をお伺いすることができなかった。
お茶を出していただく前に、辞去してしまうことが申し訳なく、
本当に後ろ髪をひかれる思いで後にする。




白い壁にまだ泥がつくご自宅に住む女性。
電源が壁からむき出しになっている。
水道水も砂交じりだそうだ。

お家に入ると泥のにおいがする。
泥のにおいと、まさかの壁の泥に、「震災後数か月の風景ではないか」と
一瞬頭が混乱してしまった。

ご主人が津波で亡くなり、ご家族だけで家の中の泥だしをしたとのこと。
借金をして生計を立て直そうとしている。
支援がない中で、出費を切り詰めて生活されている。




別の借り上げ仮設にいるお宅は、親子三代でいらした。
ご主人が津波で亡くなり、お母様の午前中だけのパート代と
漁師の息子さんの瓦礫片づけのアルバイトで生計をたてている。

元のご自宅は、家財道具ごと流され基礎しか残っていない。
ご自宅は浜の目の前で、戻り、家を再建する、漁師として再開するのは
難しいのではないかと考えていらした。




伺った8件のうち5件が借り上げ仮設の方々だった。
借り上げ仮設の方は、家がなくなり、かつ元のコミュニティから離れており、
経済的にも精神的にも厳しい方々少なくなかった。




ボランティアの私たちは傾聴と、伺った内容に応じた各種案内を渡すにとどまる。

内容をコアスタッフに引き継ぎ、彼らがヒアリングを重ね、在宅避難の方々や
借り上げ仮設の方々のサポートを進める。



借り上げアパートに一人暮らす女性のお宅は春物の布団しかなかった。
夜のミーティングで状況をコアスタッフに伝えたところ、さっそく翌日訪問したそうだ。
冬物の布団を喜ぶとともに、ずっと話を聞いてくれたコアスタッフに
涙を流しながら状況を話されていたと翌日のミーティングで伺った。


心のケア、移動支援、買い物支援、就業支援。


小さなボランティア団体が、根の深い問題に取り組んでいる。

« ボランティア・チーム王冠(3/18・毛布配布) | トップページ | ボランティア・チーム王冠(3/19・エンゼルボックスお届けなど) »

東日本大震災関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/574535/54291843

この記事へのトラックバック一覧です: ボランティア・チーム王冠(3/18・毛布配布):

« ボランティア・チーム王冠(3/18・毛布配布) | トップページ | ボランティア・チーム王冠(3/19・エンゼルボックスお届けなど) »